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日本のここがおかしい

長年の米国でビジネスマン生活をリタイアして 帰国後、日本を覆う閉塞感を見かねて、ブログ をはじめました。5年後閉鎖となったので 引っ越しました。

2018-11

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橋下旋風

   橋下大阪市長率いる維新の会が、船中八策という政策方針を発表しました。内容の詳細は知りませんが、基本理念は自立だそうです。国の自立、地方の自立、個人の自立という意味らしいです。私はこの理念は、当然といえば当然の理念だと思いますし、わざわざこれを掲げなければならないところに、今の日本の病巣があると思っています。単純に考えれば、アメリカの共和党などの理念と共通しています。

   という事になると保守の理念という事になりますが、しかし、日本の保守政党が建前はともかく、実際にはこの理念と相反する行動を取って来ました。これが今日の日本の混迷を招いているとさえいえます。

   国の自立という点では、アメリカ占領軍に押し付けられた憲法を不磨の大典のごとく押し頂き、防衛はアメリカ任せ、この結果、対米追従外交、日米関係がぎくしゃくすると中国に付け込まれても何も出来ない弱さを見ると、自立しているとはいえません。まともな独立国家になるには憲法改正はさけて通れませんが、自民党政権は何もしませんでした。

   地方の自立とは正反対の政策を取って来ました。税収の殆どを国が集め、そこから地方へひも付きで交付する。細かく使い道を指示し監視するために国が膨大な数の国家公務員を地方に配置する。二重行政の最たるものです。地方の側も、財政が厳しくなれば国だのみ。自分で何とかするという気概は失われています。

   そして、個人のレベルでも、膨大な数の国民が国が提供する既得権益を享受して、国の財政を蝕んでいます。農民は国による生産調整を喜び、減反補助金を受け取り、価格補填までもらっています。農道や水路など、農業関係の工事にも膨大な国費が支出されています。働ける現役世代なのに多くの人が生活保護を受けているだけではなく、高齢者が支払った保険料の何倍もの年金を受け取るのも、国に負ぶさっているという事になります。その他、先日も挙げましたが、個人のレベルでの正当とはいえない既得権益がたくさんあります。

   地方の問題も、個人のレベルの既得権益もすべて、政治家や官僚が、選挙や権限維持に有利であるから残してきたものです。もちろん、権益を享受している側と利害が一致した結果です。しかし、国全体としては、決して国の為にはなっていません。財政がここまで悪化したことがそれを物語っています。そして年金制度などの福祉制度などももたなくなりつつあります。

   今の国会を見ていると、民主党も自民党も、この既得権益のしがらみから抜けられず、国の為にならないからと、ある既得権益を廃止しようとしても、それぞれの党内に権益の利益を代表する議員を抱えており、強行すれば党が分裂するとか、選挙に負けるとかの思惑で、結局、ふたをしてしまいます。ですから、改革などできそうにもありません。

   国民はそういう既存政党に嫌気がさして、民自あわせた政党支持率が40%を切っています。過半数が無党派層となっています。前回の日本新党のときもそうでしたが、こういう状況になったときには政変が起こるものでして、橋下ブームはこの流れに乗っているのでしょう。

   この流れを国政に反映させて、橋下政権が出来るまでの道のりは容易なことではありませんし、仮に出来たとしても、彼の主張する、首相公選や参議院の廃止、年金改正、地方分権など、容易なことでは実現できません。しかし、橋下氏がいう、理念として自立を掲げるのなら、案外可能氏があるかもしれませんね。明治維新の時も、尊王攘夷やその後の尊王倒幕という理念がありました。国民がこの理念に共感したからこそ、成功したのです。

   一つ一つの政策を国会でその是非を議論していたら、必ず身を挺してはん対するような反対派が居ます。郵政改革の時の、亀井一派のようなものです。しかし、理念を国民に広く浸透させれば、判断基準が明快になり、個人や企業、役所などが、自分達の利益と理念が相反する場合、理念を優先せざるを得なくなります。ですから、橋下さんの成否はこの理念をいかに国民に浸透さえられて、ぶれないかにかかっています。

   しかし、こういう手法には怖さもあります。明治維新の尊王攘夷では、その理念の下に暗殺も平気で行われましたし、ヒットラーの掲げたゲルマン至上主義の理念はユダヤ人の大量虐殺を招き、鬼畜米英、大東亜共栄圏の理念は日本人を好戦的にしました。両刃の刃です。我々国民は橋下さんの掲げる理念を冷静に判断して、正しいと思えば全面的にサポートし、危険と思ったら、支持をやめるしかありません。日本は今100年に一度の革命的変革を必要としている時なので、多少の危険性があっても、とりあえず、彼に期待するしか無いようにも思えます。興味深い時代にさしかかりました。まあこれまでのように政権交代が頓挫して何の明かりも見えなかったよりはよいですね。
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