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日本のここがおかしい

長年の米国でビジネスマン生活をリタイアして 帰国後、日本を覆う閉塞感を見かねて、ブログ をはじめました。5年後閉鎖となったので 引っ越しました。

2018-11

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インフラ問題

   高度成長期につくったインフラが50年を向かえ老朽化が進んでいます。その維持、更新にいずれ年間16兆円の費用がかかるそうです。今の累積赤字や予算の半分しか税収でまかなえていない現状を考えると、この維持、更新なんて容易なことではできません。今では各家庭が当たり前のように考えている水道、ガス、電気の供給や、どこにでも行ける道路網など、ずたずたになり、昔はよかったという時代が来そうです。北海道や九州に新幹線を作っている場合ではないと思うのですがね。

   現実の各地のインフラがぼろぼろになり始めると、経済活動も停滞し始め、維持、更新費用の捻出のための税収も減る事になります。するとまた借金を増やして最低限の維持だけすることになるのでしょうか。少子高齢化で経済が縮んで行く事に加えて頭の痛い問題です。

   その一つの対策がコンパクトシティ化です。今のように居住地域が無制限に広がっている日本の、特に地方の居住地域をその地方の中心都市の中心市街に限定して、外側は放棄する案です。こうすれば郊外のインフラ整備の費用がいらなくなります。しかし、日本人独特の、住み慣れた場所を動きたくないという意識がこういう構想を阻んでいるようです。

   番組でやっていましたが、最近頻繁にある豪雨で郊外のある橋が壊れました。その橋の向こうは過疎地で、いまや高齢者夫婦が住んでいる家が一軒あるだけです。市ではこの際、この夫婦に中心部に引っ越してもらえばこの橋は修理しなくても済むとして、話し合いをしましたが、夫婦は住み慣れた土地を動きたくないと譲らず、結局、市は600万円かけて橋の修理を行ったそうです。

   これは一つの例ですが、恐らくこれから、こういう問題は各地で起きてきます。そしてこの例を見ていて腹立たしくなったのは、この修理代は誰の金でまかなうのかという事です。他の市民が払った税金か、他の地方の人が払った税金か、借金由来の国の交付金です。あの過疎地で細々と暮らす老夫婦が税金を払っているとは思えません。そんなに橋が大事なら自分で金をだせといいたい気持ちでした。

   前から何度も言っていますが、高度成長以来、日本の税金の殆どは都市圏の住民と、大企業が支払ってきました。地方の農林水産業地帯が大きな部分を負担したとは思えません。この違いは戦後、恐らくずっと国の助成と支払った税金を比べると、税金の方がずっと小さいでしょう。(国の助成とは地方交付税だけではなく、あらゆる補助金や、国の金でやる公共工事などすべて含む)北海道全体で見ても明治以来その収支は一度も黒字になった事はないそうです。

   江戸時代には幕府や藩は農民からの税収で運営されていました。四公六民とか言われ4割もの作物をめしあげられたのです。そのため苦しい暮らしを強いられました。その反動かどうか知りませんが、いまや、農林水産業者にとっては国や自治体は搾取の対象のようです。国や自治体が打ち出の小槌を持っているかのように思っているのでしょうか。 その小槌とは国債と言う証書を印刷しさえすれば幾らでも金が出てくる小槌なのですがね。

   富山市はコンパクトシティ構想では全国でも先駆けているそうです。実際に市の中心部に移り住んだ人たちの感想は便利で快適だというものです。住宅は市が公営で作ってくれて、買い物も病院も娯楽もすぐそばにあるので、便利に決まっています。しかし、理解を示す住民はまだそれほど多くはなく、郊外に住む高齢者は、住み慣れた土地、先祖代々の土地を離れたくないと、移住を拒否する人が多いそうです。

   私はそれならそれでよいではないかと思います。それなら先ほどの例のように、しょうがないと一軒のために橋を修理などしなければよいのです。どうせ市の財政が不足していくのですから、郊外に居住不適ゾーンの線引きをして、その中は今後インフラに金は出さないと宣言すればよいのです。それでも結構と言う人は住み続ければよいのです。橋など自分で直せばよいのですから。昔は橋はともかく、電気も水道もガスも無かったのですから、それで生活出来ないというわけでもないでしょうし。

   そんなことを言っても、自治体や国の行政の上に立つ首長や議員たちが、こういう人たちの票が欲しいために圧力をかけるのでしょうね。しかし、過疎地に住む人より都市部に住む人の方がはるかに多いのですから、都市部に住む人たちの支持を取り付ければよいのです。実現できないはずがありません。高速道路や鉄道など国レベルのインフラの整備も頭の痛い問題ですが、地方レベルのインフラはコンパクト化を進めることによりある程度解決できるはずです。金は天から降ってくるとおもっているような過疎地住民を必要以上に保護する余裕はもうありません。
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