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日本のここがおかしい

長年の米国でビジネスマン生活をリタイアして 帰国後、日本を覆う閉塞感を見かねて、ブログ をはじめました。5年後閉鎖となったので 引っ越しました。

2018-11

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ポピュリズム

    最近ポピュリズムという言葉をよく目にします。政治に関連してです。橋下大阪市長の手法はポピュリズムだとか、小泉元首相の手法もポピュリズムだと言われます。外国でも薄という重慶の最高責任者の解任の理由の一つが、毛沢東主義で大衆を扇動しようとしたというようなものでしたが、これもポピュリズムでしょう。批判の対象にされているのです。

    そして必ずその危険性が指摘される理由はヒットラーの悪行です。ヒットラーは選挙によりトップになったのちに、ゲルマン至上主義や反ユダヤなどのドクトリンで大衆をあおりました。その結果何が起こったかは今さらいうまでもありません。

   しかし今の日本の何も決められない政治がどうすれば決められる政治になるのかという気がします。小泉さんの時は決められました。橋下さんも大阪でどんどん決めています。その背景は国民や府民の人気です。その人気を得るためにあえて敵を作る劇場型政治を行っていると批判されています。しかし決められて来た事は事実です。

   この問題を考えるためには民主主義というものを考えてみる必要があります。民主主義は選挙権を持つ選挙民により多数を得た人が国民を代表して政治を行う仕組みです。議院内閣制では小選挙区で選ばれた議員が選んだ代表が首相を選びます。しかし、400以上ある選挙区では利害関係から考え方などまちまちです。ですから議員による選挙で選ばれた首相が、選んでくれた議員の思惑を無視して特定の政策を遂行することが難しいのです。首相は出来るだけ多くの議員に喜んでもらう必要があり、いきおいばらまきに走りがちです。逆に国民にとってはつらい政策はできません。

    一方ポピュリズム政治家は自分の政策の発信力が強く、巧みに国民の情緒に訴えます。それは物言わぬ有権者まで目覚めさせて、一つの方向に大きなうねりを作り出します。たとえそれが反人道的なことであろうと、ゲルマン民族優越性を植えつけられ、自分たちが世界を支配することが世界人民の為にもなるのだという洗脳をされてしまうと、その妨げになる民族を抹殺することもいとわなくなります。危険な手法です。

    しかし、それはヒットラーであったからです。小泉さんや橋下さんはヒットラーではありません。正しい指導者を選び、その人がポピュリズム的手法を使ったら、それは正しいことなのです。橋下さんが今の日本の過度に社会主義的なぶら下がり政策を批判して、努力した人が報われる社会にしようと訴えて、楽してぶら下がっている人を除いた多くの人たちが、その通りだと共感した場合、ぶら下がっている人はけしからんと思うでしょうし、その人たちから票を得ている人たちは、危険な手法だと批判するでしょうが、そんな事を聞いていたら何も決まらないのですから。

   要するにポピュリズムも民主主義の一種です。ヒットラーは選挙という民主主義的主要で首相になりましたが、その後、権力を利用して、やはりヒットラーの考えは間違っていると考えるようになった国民の一部を弾圧しました。この段階で民主主義を放棄したのです。国民の多数が支持しているうちは民主主義というしかありません。もちろん橋下さんが権力を握ったらヒットラーに変わるような人物かどうかはよく見極めなければなりませんが。

   中国では先ほど書いたようにポピュリズムに対する警戒感が非常につよいです。反日運動と言う中国政府にとってかならずしも好ましくないこともないような運動でも、いつ反政府に移行するかわからないと警戒しています。これは共産党独裁のエリート社会を守るために民衆を弾圧しているわけで、民主主義はむしろポピュリズムの側にあります。

   日本の選挙の実態を見てみると、組織票の力が強く、かならず投票する補助金の受益者(農民など)、公共工事の受益者(建設業者など)、医療保険システムの受益者(医師会など)大企業労働者の既得権益をまもる労働組合、宗教団体などの支持を取り付けた候補者が当選します。この人たちは国民の一部に過ぎないのに、他の有権者が棄権したり、誰に入れたらよいのかわからないからと、毎回違う人にいれるために、結局組織票に支持された候補者が当選をかさね党の大物となり政府の首脳になります。この現状を打破するには物言わぬ有権者を引き付けるポピュリズムしかないと思われます。これを批判しているのは組織票の受益政治家ですから、われわれ一般有権者はポピュリズムに乗ってよいのです。
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