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日本のここがおかしい

長年の米国でビジネスマン生活をリタイアして 帰国後、日本を覆う閉塞感を見かねて、ブログ をはじめました。5年後閉鎖となったので 引っ越しました。

2018-11

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プロフェッショナル

   私はブログでこれまで教育改革のことを書いて来ました。家庭では子供を甘やかし、学校は画一的な受験を目的とした授業中心では、最早高度に発達した現代社会では通用しないのです。並みのことしか出来ない労働者は中国人など発展途上国の労働者に代替されます。代替されなくても賃金が彼らに近づくしかありません。先進国の労働者と胸を張って誇るには、中国の一般労働者にまねできない高度な技能を身につけるしかないのです。そして、日本の子供の多くはその経済的にはその機会を与えられています。

    しかし日本の家庭では勉強を動機付けることを出来ず、学校では一般労働者を養成する大量生産の手法しかとっていません。子供は一人一人違うのに型にはめた教育しかしません。これでは並みの一般労働者を大量生産するだけです。そしてこの並の一般労働者が外国人に取って代わられるか、余剰から賃金が下がってきているのです。

    先日、NHKの番組でオランダの小学校の事を放映していました。生徒達は殆どが学校が好きと答え、学力は世界でトップレベル、それでいて、勉強する内容を自分できめさせるそうです。好きなことを勉強して学力がつくというわけです。というか好きになるからこそ学力がつくのでしょうね。例えば港町では船を見せて、船員にあこがれる子供達に、表面が100平方米の船の外側をペンキで塗る場合、一缶13平方米ぬれるペンキなら何缶いるか?というような問題をだします。そして、こういう計算が出来なければ船員さんにはなれないのだよと教え、算数をなぜ勉強しなければならないかの動機づけをします。

    これはほんの一例で、あらゆる学課や段階でこのように、なぜこの事が役に立つのかを認識させながら教育していきます。そして、勉強の内容もある程度本人に選ばせます。そこにあるのは自立の精神です。上から押し付けられるのではなく、自分の選択で、自分のために勉強するのだという事です。そして、小学校高学年になると自分の将来の職業を言わせます。医者になりたいと答えたら、そのために必要な勉強とそのレベルを伝え、それに向かった勉強を子供が自発的にやるようにしむけます。日本の若者のように大学生になっても何になりたいか分からず、卒業したら自分探しの旅に親が金をだしてやるのと大違いです。

    それと小学校でも留年があります。学力が水準に達していない生徒には留年させます。生徒のほうから留年したいと申し出ることもあるそうです。その点は私がいたアメリカでも同じでした。日本から来た、まだ英語が十分に出来ない子などはむしろ下のクラスに入ることを薦めます。日本だと、子供の学力をキャッチアップさせることよりも、留年など恥ずかしいと親も子供本人も考えてしまいます。橋下さんがこの方針を打ち出していますが、日本の現状では難しいのでしょうね。

    結局、日本との根本的違いは、子供を早く自立させること、子供の個性にあった教育、子供の意思を尊重し、その代わり自己責任であることを植えつけることです。こういう教育をするためには、今の文部省の全国画一的な教育をやめて現場の自主性に任せるだけではなく、教師と生徒の割合も変える必要がありますし、教師の再教育も必要でしょう。大学の改革も必要ですね。

    今の日本の大学は経済、商、法、文の文科系、理学、工学、医学、農学などの理科系のすべてか一部をそなえた、画一的な大学ばかりです。その大学が難関といわれる国立の超一流校から、何の学力もなしに入れる私立校までそろっています。三流大学は学生をあつめるの四苦八苦して、誰でも入れるようになってしまいました。それ以前は大学に入るにはかなり勉強しないといけないという事で画一的ながら受験勉強に励み、それなりの学力がついたのですが、最近は一部の一流大学を目指す生徒以外は、その勉強もしなくなりました。

    これらの三流大学は、一流大学と同じカリキュラムで学生を集めるよりも、職業を見据えた、専門学校化するほうが余程ためになると思いますがね。どこに出しても通用する技術を身につけさせるのです。実績を上げれば志望者も増えていくと思いますが。

     これからますます高度化する社会に、子供を送り出す親も、学校も小さい時から徹底的に自立を促し、自己責任で将来を作り上げるしかないことを教え、子供に将来像を描かせて、それに必要な勉強を自主的に、徹底的にやらせることでしかプロフェッショナルは育ちません。今後の日本はプロだけがよい生活が出来て、それ以外の一般労働者は発展途上国と同じレベルの生活に甘んじるしかありません。
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