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日本のここがおかしい

長年の米国でビジネスマン生活をリタイアして 帰国後、日本を覆う閉塞感を見かねて、ブログ をはじめました。5年後閉鎖となったので 引っ越しました。

2018-11

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真の成長戦略

    近年の日本の凋落の原因としてこれまで多くの要因を挙げてきましたが、つまるところは日本全体が時代対応できていないということになるのでしょうね。それではその時代とはどういうものか?ベルリンの壁が壊れ、冷戦が終了し、大国ロシア、中国が世界市場に参加したこと、IT技術はどんどん進歩し、情報が瞬時に伝わる時代、交通が発展し、人の移動が格段に優しくなった時代、まず韓国が、そして中国が離陸して、世界経済競争に参加した時代、そして日本では少子、高齢化が一段と進んだ時代です。

   こういう時代なのに政治がほとんど機能せずに、なりゆきに任せるどころか、再配分を唱える民主党に政権を渡してしまいました。要するに、時代に対応して経済を強くすることによりデフレを防ぎ、経済を成長させるのではなく、これまでの遺産である国民や企業の資産を、時代のあおりを受けて困っている弱者に分けることにより、不満をなだめる政治を目指したのです。

   しかしこの変化の激しい時代には、積極的に攻めの姿勢をとらないと、沈んでいくばかりです。攻めの姿勢でそれが当たってやっと現状が維持できるという事でしょう。民主党の政策は結局、国の借金を増やしながら、弱者に配分して票がとれれば良しとするという程度のものです。

   日経の経済教室と言うコラムに伊藤元重東大教授が成長とは何かという論文を書いています。これを噛み砕いて要約すると「産業革命前は仕事の中心は力仕事であった。これをレーバーという。ところが機械が登場して、これらの仕事が奪われた。労働者たちは機械打ちこわし運動を行ったが、時代の流れを止められなかった。しかし少し時が立つと、産業革命の成果で経済が成長し、事務所の仕事が増えた。この仕事をワークと呼ぶ。労働の質は変化したが、労働の需要は増えて、力仕事の減少を補った。事務所の仕事はタイプを打ったり経理をやったりで、力仕事の労働者が出来るものではないので、一方では悲惨な失業者も溢れた。

   今、情報化社会とグローバリゼーションで、ワークの仕事が減ってきた。そして必要なのはプレーである。プレーとは野球がゴルフの選手の仕事も表すが、このように高度な技術で技術開発したり、国外に移転した製造拠点を企画、立案、コントロールしたり、ソフトを開発したり、ITの進歩を主導したりするプロフェッショナルの仕事の事である。産業革命前の力仕事の労働者がすたれたように、ワークの労働者が今すたれつつあるのに、日本ではプレーの労働者が少ししか育っていない事が今日の停滞をもたらしている。」と言うようなことでしょう。

  もちろん高度な技能を身に付けるのは、これまでの事務仕事の延長線上では無理でしょう。学校時代から強い意志をもって専門性を身に付けていかなければなりません。イチロー選手など、おそらく子供の頃から、学校の勉強なんかそっちのけで、野球三昧の生活の結果、ああいう高度な技術が身についたのでしょう。そこまでいかなくても、どんな種類であれ高度な技術を身に付けなければ十分な生活が出来ない時代になってしまったという事を認識するしかありません。

   そのためには親は子供を旧来型のワークの道に入るように通常の受験勉強をするように誘導しても意味がないでしょうね。この手法により高度な技術を身に付けられるのはごく一部の上位大学に合格できる秀才だけです。それ以外は、なんとかまだ残っているワークレベルの仕事に就職できて、不安定な生活を送る人と、少なくなったワークの仕事にも就けず、足りない時だけ必要とされる非正規的な仕事で貧しい生活をおくるしかありません。

   こういう人たちは、一応の受験勉強をして、高度な技術に結びつかないむだな勉強に時間を浪費したか、その勉強もしなかった人たちでしょう。そんな無駄な時間を使うなら、才能を生かして、それに徹底的に時間をつかって、その分野の高度な技術を身に付ける方が余程成功に近づきます。朝ドラの小篠三姉妹の成功を見ていればよくわかります。

   学校教育も生徒の個性を見極めて、才能を伸ばすような教育に転換するべきです。今の画一的教育は50-100年前の大量生産時代に必要とした、均一労働者を作るための仕組みなのです。どんな子でも、向き不向きはもちろん、好き、嫌い、そしてなんらかの才能と言うものがあるものです。イチローのような高度なものでなくても、広く浅く程度の能力では通用しない世の中に、その子の持っている一番の才能を究極まで磨いてやる教育こそ今必要なのです。日本経済を再び成長の軌道に乗せるには迂遠かもしれませんが、教育から大改革していくしかありません。頭の固い文部省にすべてを握られているような日本の教育システムではだめです。イチローだって先生のいうもっと算数やりなさいという指導を無視さたからこそ、あそこまでなれたのでしょうから。
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