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日本のここがおかしい

長年の米国でビジネスマン生活をリタイアして 帰国後、日本を覆う閉塞感を見かねて、ブログ をはじめました。5年後閉鎖となったので 引っ越しました。

2012-04

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親の自覚

    今の若者でもがんばっている人が沢山います。我々にわかるのはスポーツなどでマスコミに露出する人だけですが、実際には数え切れないくらい沢山いるに違いありません。この春フェースブックやアマゾン、ツイッターなどの創業者が日本に勢ぞろいしたそうですが、本当の目的は日本の若者のベンチャー視察のようで、日本にはIT関係で有望なベンチャーが沢山あるそうです。日本では過小評価されているといわれています。

    格差社会といわれて久しいですが、考えてみたら、こういう風にがんばっている人たちと、何の勉強もしないで、親の庇護の元、無試験で大学へ入った人たちと格差ができるのは当たり前ですよね。スポーツやベンチャーの成功者のような巨大な報酬を得なくても、不毛の受験戦争を勝ち抜いて、一流大学へ入った人たちと、無試験で大学に入り、そこで遊び狂って、就職シーズンにあわてて、つけやきばの準備をした人たちと、格差ができるのは当たり前です。このようにして出来る格差に国の仕組みが悪いと批判しても天に唾するようなものです。

    世の中には勉強の出来る子、出来ない子、好きな子、嫌いな子がいますが、これは今の始まったことではありません。勉強が好きで、才能のある人は、大して勉強しないで、良い大学へ行けるという事はあるかもしれませんが、そんな人はまれで、それ以外の人は、多かれ少なかれ、面白くない勉強に耐えなければ一流大学にはいけません。北欧のように、勉強を楽しく出来るような教育の大改革でもしてくれれば別ですが、今の頭の固い日本の政治家や役人は昔ながらのつめこみ教育から抜けられそうにもありませんから、当面、一流大学に入ろうと思えば面白くない勉強を続けるしかないのです。

    昔と変わったのは、昔は大学と名がついたら、一応の学力審査を経なければ入れなかったのですが、少子化で定員に満たない大学が出だしてから無試験入学が増えてしまいました。昔は、学力的に大学と名のつくところに入れそうにも無い子は、高校卒業で就職するとか、中学から職人に道を歩むとかしたのですが、今は学力なしで入れる大学が出来たので、そういう道を選ぶ人も少なくなりました。昔は15の春を泣かせないなどという言葉がありましたが、今は22の春になぜ大企業に正社員で採用されないのだと嘆く若者が増えてしまいました。学力のない人を大企業が正社員にするはずがないのですけどね。

    こういう事態が起きたのも、ゆとり教育に大学全入、それと母親の盲愛のなせるわざでしょう。景気低迷やグローバリゼーションは原因としてはその次ではないですか?要するに今のお母さんは本当の愛情とはないか分かっていないのですね。可愛がることが愛情ではありません。可愛がるという行為は自分を慰めているだけです。ぬいぐるみのような生命のない物体でも可愛がれるのですから、それと同じ扱いなのです。本当の愛情とはその子が幸せに生きられるようにしてあげることでしょう。その為には厳しい世間にあわせた教育を幼児からするしかありません。

   今の団塊世代から日本人は成金になってしまって、団塊世代の団塊ジュニアへの教育も甘かったでしょうが、団塊ジュニアの子供への教育はさらにあまくなってしまっています。名門の家庭はいくら金があっても子供を甘やかしたりしないはずです。大分前に読んだ日経の私の履歴書で、武田薬品の御曹司の武田さんが書いていました。「育った家は神戸のお城のような家だった。戦争直後に小学生だった自分は、毎日のように、母親に満員の買出し電車に乗せられて買出しの荷物運びをさせられた。親は大きくなるまで小遣いというものをくれた事はなかった。家には到来物が沢山合ったので、物置に忍び込んでそれを盗んでは金に代えて小遣いにしていた。大学卒業後武田薬品に入社したが、何も出来ない自分に上司からすごくいじめられた。(後で親の指示でそうされたのだと分かったが)」と書いて居られました。

アメリカの金持ちの育て方もこういうものでしょう。私がアメリカ駐在時の取引先の社長は、大きな会社の金持ちの御曹司でしたが、子供の頃小遣いをもらった事はなかったといっていました。今の、欲しいものを何でも上がる育て方とは正反対ですね。アメリカなら欲しいものがあったら働けと子供に言うだけです。物をあげるのは誕生日とクリスマスなどのエベントだけ。子供をだめにしたければ物をどんどんやれば言いといいます。

本当に家が貧しくて、親が苦労しているのを見ながら、欲しいものを手に入れたければ自分で何とかするしかない子もいます。こういう子はしっかりしてくるでしょう。余裕のある家の子でも親がしっかり育てれば大丈夫です。余裕のあるなしにかかわらず、子供第一の家庭では、子供が王様になってしまって、何でも人がしてくれるのが当然だと思って育ちます。この差が、最近の家庭でははっきりしるように思えます。将来の格差の温床です。格差解消は親の自覚を待つしかないのかもしれませんね。
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小沢判決

   やはり小沢さんは無罪となりました。検察官がとった秘書の供述調書に秘書が話していないことが書かれていた事が判明した時点で無罪にせざるを得ないだろうとは思っていました。検察もばかな事をするものですね。こんなことをいつもやってきたのですかね?しかし判決文は限りなく黒に近い無罪としています。虚偽報告書作る事は了承していたが、実際にどういう報告書を作ったかまでは知らなかった可能性があるので、無罪というわけのわからない判決です。

   これを受けて小沢さんは自分の潔白が証明されたかのような発言をこれからしていくでしょうが、実際には秘書が三人も有罪判決を受けただけで政治生命は終わらせられなければならないのに、100%までは黒と言えないという、疑わしきは罰せずで無罪になっただけですから、これからまた大きな力を発揮するとしたら許せません。国民のほとんどの人が、彼がゼネコンなどから不正な金を蓄財して、政治資金に使ったり、豪邸を建てたりしたと信じているのでしょうからね。

   ただ、地元の支持者だけは小沢さんが実際にどんな不正をやっていようが、そんな事はお構いなしに、選挙では高い支持率で当選させるでしょう。何故なら地元に大きな恩恵をもたらしてくれるからです。これが日本の民主主義のおかしなところです。どう考えても日本の特に地方の選挙区では利益誘導政治が行われているのです。どんな悪い事をしても、たとえ有罪になっても、公民権が復活すれば地元の選挙民はその人の復帰を歓迎します。鈴木宗雄さんもおなじです。特に小選挙区になってから、恩恵をもたらせばよい範囲が狭くなりましたから、政治家にとってもやりやすくなりました。

   こういう政治風土が日本をだめにしてきたのは明らかです。日本がおかしくなったのは田中角栄の日本列島改造以来、中央や大都市で出来た税金を、中央や大都市に再投資せずに、与党の議員達が競って自分の選挙区にぶんとり合戦をして、地元に公共工事や箱モノを作らせたからです。近代は都市の時代です。都市には資金、情報、人材、技術、海外との交流など、近代の発展に必要なものがそろっており、それらが融合して、新しい産業や研究が生み出されるのです。都市の発展なくしては国の発展はありえません。

   日本が高度成長時代に取るべき政策は、財政資金を都市に集中的に再投資して、産業や研究の一層の近代化を図るべきであったのに、逆に、地方が遅れているから都市並みに引き上げるのだからとして、地方に金を集中的にばらまきました。しかし、いくら地方に金をばらまいても、砂漠に水をまくようなものです。日本全国に100近い地方空港を作っても、零細農民にいくら金をやっても、殆ど車の走らない地域に高速道路を作っても、芸術もわからない住民のために美術館をつくっても、全国の海岸部に小規模なコンテナ港を作っても、それ以外には何もないのですから、それらの施設を作っただけで、維持に持て余すだけの結果になっています。

   これらのばらまきは言うまでもなく、政治家が他人(都市の住民や企業)が払った金を税金を殆どはらっていない地元の人にばらまくことと、それらの工事などから得た利益の一部を自分の選挙資金に還流させるためです。自民党の長期政権はこの構造により維持されてきました。結局、いくら地方に金をばらまいても、国に金がなくなって、ばらまきが減ったら地方の景気が悪くなるだけになり、地方を無視ていると怨嗟の声があがり、自民党政府は崩壊しました。

   その自民党政府を崩壊させたのが、このばらまきの申し子のような小沢さんでした。田中角栄の直弟子として、その手法を民主党に持ち込み、自民党がそろそろやめるべきだと、放棄しかけた手法で戦って政権を奪取したのです。民主党の人たちは元々、もう少しましな事を考えていた人たちも居たのですが、それでは政権を採れなかったので毒をもって毒を制する手段にでて政権をとりました。その毒がいま体内に回ってきて、どうにもならなくなりつつあるのが民主党政権です。

   かと言っても元の自民党から毒が抜けたかどうかは不明の現在、期待できるものがありません。橋下さんの人気が出ている程度です。これからの日本は都市の再生に再び舵を切らないと、世界からおいて行かれるばかりです。再建ではまともな政策をしたのは都市出身の小泉さんだけですし、都市が基盤の橋下さんに人気が出ているのもぐうぜんではありません。地方の人は金を稼いでいないのだから分をわきまえて、謙虚に日本の行く末を見守って欲しいものです。

2050年

   価値を判断する基準が可愛いかどうかで決める女性。ワンちゃんにするか赤ちゃんにするか迷った末、赤ちゃんを選択したお母さん。これまで女性を批判して来ましたが、それでも私はこれからは女性の時代だと期待しています。現象的にも、なでしこや女子プロゴルフなど、世界での活躍は男性より女性選手の方が華々しいですね。

   女性は少し前になりますが、肉食女子という表現があり、草食男子と対象的に語られました。確かに今の男性を見ると、昔に比べるとイケメンが多くなったのは確かですが、みんな女性に可愛いといわれるような努力をしているのでしょうかね?男女とも大学進学率は高くなったのに、何の学力も無くても入学できる大学が増えて、苦労して?内定を得て、就職しても3年でやめてしまう人が三分の一も居るそうです。やめる人の男女別までは分かりませんが、忍耐力が欠如している若者が増えているのでしょうね。

   可愛がられて何不自由なく育った結果が忍耐力欠如の背景なのでしょう。そうであれば男女にその面での差はないのかもしれません。しかし、昔の女性はどんな育ち方をしても、結婚すれば専業主婦になって、夫が養ってくれていたので、男はしっかりしなければならないけれども、女性は可愛ければよかったのです。この時代は女性は社会にとっても戦力には計算されていませんでした。ある大臣が失言したように、女性は産む機械であった時代もありました。

   しかし、時は流れて、男が草食化して、女性を養う力が衰えた今、女性は可愛ければよいというわけには行かなくなりました。女の子も可愛がられて育っているので、男子並に忍耐力が欠如しているはずですが、女性の方が男性より現実的で、見栄っ張りですから、男性よりやる気が強いように思えます。男は親が金をくれないとしても、フリーターやって、汚い部屋で最低限の生活しても、生息していけるかもしれませんが、女性はきれいな部屋にすんで、良いものを着たり食べたりしたい欲望が男性より強いでしょう。

   そこで、同じような甘やかされて育った男女ですが、現実に目覚めた女性の方が汚らしい生活でも平気な男よりたくましくなるというような事のような気がします。そしてそういう女性は、生活力の低い男には見向きもしません。これが未婚化率の増加と少子化の原因になります。女性がしっかりして、可愛い男の子を養ってあげるから結婚しよなんて所まではまだまだいきませんからね。

   こういう背景で女性の方がしっかりして見えるし、そうでなくても、これからの人口減社会では、女性がしっかり働いてくれないと労働力も不足します。本当は家庭での育て方、教育から、学校教育まで、根本的に変えて、もっと自立した、忍耐力のある若者を作るのが根本解決なのですが、そんな変化は日本がもっともっと沈没して、貧しくならないと出来ないでしょうね。家貧しくして孝子出ずという諺がありますが、何でも親が与えているうちは孝子はでませんからね。

   先日書いた人生案内のお母さんじゃないけれど、この子があとどれだけ生きられるかと思うと不安で、不安でという時代。むしろ、日本再生の第一歩かもしれません。平和な時代の終焉です。みんなこのように感じるのであれば、この子がたくましく生きていけるように育てるべきでしょうからね。それとも相変わらず馬鹿な母親が私が守ってあげなければと、これまで以上に過保護になるのでしょうか?まあお母さんも過保護の出来るという事は余裕があるという事で、まだ何かが変わり始めたとは言いがたいでしょうね。

   最近騒いでいる天辺地変や財政破綻だけではなく、北朝鮮のミサイルと核、中国の日本への攻勢など、国際情勢を見ても、日本は何時まで平和で安全な国で居られるかわかりません。武器を取って戦うような力が今の若者にあるとも思えませんから、日本が中国に制圧される時がくるのかもしれません。そうなったら過保護どころか、いかにして命と尊厳を守るかという問題になるのですがね。いずれにせよ2050年頃にはかなりひどい国になっている可能性がかなりありそうです。私はその前に居なくなるでしょうから、そんな姿は見なくてもすみますが。

防災対策

   読売の人生案内に5歳の御嬢さんを持つお母さんからの相談がありました。曰く、地震で何時沈没するかもしれないし、国が破たんするかもしれない日本で、こんな時代に生んでしまってごめんねといつも娘に心でわびています。この子がいつまで生きられるかと思うと、不安で不安で……という相談です。

   東日本大震災が起こり、想定外の被害が出て、各自治体や研究機関が被害の想定を見直しました。最初は神奈川県が1000年に一度の津波が来ると神奈川県沿岸に巨大津波が押し寄せる可能性があるので、そのための防災対策を立てる必要があると発表、この結果、湘南の海沿いの不動産がほとんど動かなくなったと聞いています。そして、次は東海、東南海、南海の連動地震で巨大津波が来る可能性があり、防災対策が必要と発表されました。高知県では35mとのことです。そして、首都直下型地震。東京が壊滅的打撃を受けます。結局、日本に安全な所はないということになります。

    確かに東日本大震災では想定外の被害が出て、役所や学者が想定していなかった事に批判を受けました。だから、各自治体では想定の基準を上げたのでしょう。しかし私には、これらは官僚の免罪符のように思えます。今は国民が地震や津波への恐怖感が強いから、自分たちはしっかり防災対策をやっているのだというポーズ、それと、防災対策のために獲得できる予算と、人員。大騒ぎすることにより得をする人たちがたくさんいます。国民を脅せば、金は使い放題というわけです。これにより多くの土木工事もできる事になるでしょうし。

    どうせ今の、国民の恐怖感は一時的な熱病のようなものです。熱しやすく冷めやすい国民性ですからね。数年経ったらほとんどの国民が忘れてしまうにちがいありません。今は一生懸命避難訓練などに参加していても、そのうち参加者も少なくなるでしょう。なんせ、数百年に一回ですからね。

    人生案内の回答者も、日本には昔から災害は何度も起こった。大地震は数百年位一度、戦乱は、保元、平治から、源平、蒙古来襲、応仁の乱から戦国時代、関ケ原、戊辰戦争、そして、焼け野原になった太平洋戦争の敗戦。しかし、その都度日本人はたくましく生き延びてきたではありませんかと勇気づけています。

    過ぎたるは及ばざるがごとしです。どんなことでも、過剰な警戒はマイナスにもなります。人生案内の相談者のごとく、娘の将来を心配するあまり、自分がノイローゼになってしまったら、娘の将来も、それが原因で暗くなります。もう一つ、例えば女性によくある異常な清潔好きの人。ドアのノブを触るのもつり革を掴むのもハンケチをかぶせる人がいます。そして自分の子供にも、いつも、そんなもの触ったら不潔ですと叫びます。しかし、子供を無菌状態で育てたら、何がおこりますか?免疫のない、すぐ病気になる子供を作るだけです。過剰な警戒が子供を弱くするのです。

   そういえば、被災地で世界に誇る巨大防潮堤を作ったので、津波警報が出ても安心しきって、避難を怠り被害にあった人たちがたくさんでました。

   いざと言う時はこうしようというシミレーション位は自分の頭の中に入れておくのは大事ですが、あまりその事ばかりに囚われないで、普通の生活をしたいものです。役所の宣伝には彼らの利己的な目的も無きにしも非ずという事を頭の片隅にいれて。今回の一連の想定に対策を優先する政策を打ち出されると、膨大な土木工事が必要となり、財源を借金で埋めないとしたら、増税か、社会保障の切り下げが必要になるわけですから。所詮、日本列島すべてを25mの防潮堤で囲むわけには行かないのですからね。

北朝鮮

   北朝鮮のミサイル打ち上げが失敗に終わりました。多くの日本人は安堵していることでしょう。しかし、このミサイルは元々アメリカ本土を狙うために開発しているものでしょうから、失敗しようと成功しようと直接的には日本には関係はそれほどないとは言えます。原爆を搭載した弾道ミサイルを配備してアメリカと対等になろうとしているのでしょう。

   北朝鮮幹部の頭にあるのはサダムフセインやカダフィの悲惨な末路です。こういう国では、支配者側と被支配者の線引きがはっきりしていて、支配者が一般国民を搾取しています。その結果、悲惨な国民と贅沢三昧の特権階級の二つに分かれます。その体制を守り抜く事こそが特権階級の至上課題です。

   こういう体制を欧米の民主主義国は敵視します。彼らは民主主義こそが許容できる唯一の体制と考えています。ですから、独裁国家からみれば、欧米には常に脅威を感じています。実際、イラクやリビアでは軍事介入して、体制を責め滅ぼしています。そして体制が崩壊したら、特権階級にあるのは死のみです。特権を失ったり財産を失うだけでは済みません。ですから、シリアのアサド大統領のように、市民が反抗したら、自分の生命をかけて戦うしかないのです。

   元々アサド氏は父親で元大統領の次男でした。ロンドンで医者をしていて、何の政治的野心も無かったそうです。所が長男が交通事故死して、父親の呼び戻され、後継者にされてしまいます。体制維持のためには象徴が必要なのです。体制幹部は別に彼に統治してほしいのではありません。前大統領の息子と言う権威を利用して、体制を維持しようとしているだけなのです。これは北朝鮮も全く同じです。金正恩が別に悪い人間とかいうことではありません。体制側が自分達の特権を護持し、体制崩壊ですべてを失うのを避けるために祭り上げただけなのです。彼もその上で踊るしかないのです。

   これは日本の歴史を見たら良く分かります。江戸幕府を創設した徳川家康は国を統治する実力を備えた人物でしたが、その後継者の将軍は家康の血を引いているというだけで、政治的実力などどうでもよかったのです。すべて老中はじめ幕閣が取り仕切り、自分達の特権を維持するために利用されました。ですから、歴代将軍の仕事は大奥で子を作るだけだとまでいわれました。

   明治になると今度は天皇がその役割をさせられました。明治維新そのものが幕府に反抗した西国の武士達が天皇と言う権威により、味方を増やして、倒幕に成功すると、その後の統治にも天皇の権威を利用しました。国民を動かすには天皇の命令だと言えばたやすいですからね。ですから、軍では下級将校まで、部下が従わないと天皇の名前を持ち出しました。こうして天皇の名のもとに無謀な戦争を実行しました。実際には決定に天皇は加わっていなかったので戦犯にはなりませんでしたが。

   ですから北朝鮮で金正恩が後継者になったからと言って、北朝鮮を動かしているのが彼だとは考えない方がよいと思います。シリアでもアサドが憎しみを一身に受けていますが、恐らく彼は操り人形なのでしょう。国民の憎しみを彼に集中させておいて、本当に悪いやつは資産を海外に移し、機会を見て、反政権側につく振りをして、出国する準備をしているのではないでしょうか?

   今回のミサイルはアメリカ向けですが、日本向けにはすでにノドンが大量配備されていると聞きます。これで核を開発すれば、日本は何時核攻撃を受けるか分かったものではありません。日本が核攻撃を受けて、アメリカが報復攻撃をしようとしても、アメリカ本土向けにも打つぞと脅されると、アメリカは報復をとどまるかもしれません。それが狙いかもしれません。そうなると日本だけが北朝鮮の一方的脅威にさらさえているのです。韓国は核攻撃まではしないでしょうからね。

   こう考えると日本も真剣に核の保有に動く事を検討するしかないのでは?日本には核アレルギーが強くありますが、抑止力を持たないと脅威はなくなりません。今の日本人は平和ボケしていますから、まさかなんて考えますが、あの北朝鮮を見たらなにをするか分からないと思いませんか?アメリカの核の傘が中国、ロシア、そして、アメリカ本土を核攻撃できる能力をもった北朝鮮に有効かどうか疑問ですからね。

中間層の凋落

   ソニーが大赤字で、しかも四期連続とは驚きます。パナソニックも、シャープも家電メーカーは軒並み大赤字。背景の一つは地デジ化の反動もある、薄型テレビ市場の低迷です。私などは薄型テレビが出だしたころはアメリカに居ましたが、日本メーカーが作り出したこの製品を誇りに思い、あこがれもしました。液晶はシャープが開発に成功したものですが、あっという間に韓国メーカーに真似され、安いコストを武器に追い越されてしまいました。

   この家電三社も垂直統合型の典型的な企業です。しかし、勢いが強いのは水平統合型の企業で、その代表はアップルです。開発だけやって、自社工場を持たず、部品を調達しては新興国企業にアセンブルさせるのです。韓国メーカーなども部品の多くは日本の中小メーカーから調達しているわけですから、アセンブル企業のようなものでしょう。アセンブルという作業は手間がかかりますから、人件費の安い発展途上国で行うのが当然もっとも有利です。

   日経新聞に、中間層10億人の枠という見出しが出ていました。世界で養える中間層は10億人に限定されるという意味です。これまで一定の年収幅にいる中間層と言うのは日米欧の先進国に集中していました。その中間層の多くはいろいろな工業製品のアセンブルの仕事をしていました。そのアセンブルの仕事は先進国から発展途上国に移りました。そしてこれに伴い中間層も、先進国から発展途上国に移ってしまったのです。

   日本でも格差やワーキングプア、非正規の若者の問題が叫ばれていますが、これは日本だけの問題ではなく、先進国共通の問題であるのは、世界で中間層でいられる人口は限られているのに、発展途上国に中間層が増えたので、先進国の中間層が減るのは必然だというわけです。

   このように考えると、日本で格差が広がり、ワーキングプアや非正規が増えたことを企業のせいにするのは筋違いであるとわかります。企業も大変苦しんでいることが家電三社の業績を見てもわかります。彼らが業容を立て直すためにはますます工場を海外に移すしかないと思われます。

   そして、結局、グローバル化の進展により同一労働同一賃金の原則が世界的規模で起こっているというだけの話なのです。日本国内では労働組合も含めて正規も非正規も同一労働、同一賃金の原則を叫ぶ人が多い割に、それでは自分は発展途上国の人と同じ仕事しかしていないので、給料も発展途上国の人と同じで良いという人はいません。同じ仕事をしていても、日本人だから中国人や韓国人より高くても当然だと考えているのでしょうか。多分何も考えていないのでしょう。そして不平だけ言う。

   恐らくこの問題が解決するのは、日本と中国や韓国の同一の仕事の賃金が同一程度になる時でしょうね。もちろん国によっていろいろな条件の違いがありますから、全く同じと言う事はありませんが、日本人のこの賃金コストなら、日本でアセンブルした方がましだと思わせるところまで日本の賃金が下がるか、中韓の賃金が上がる時です。

   日本人のワーキングプアと呼ばれている人の生活水準を見ると、6畳のアパートで、テレビ、パソコン、音響機器,携帯を持ち、ご飯は自炊やコンビニ弁当、カップめんなどで、一応の食事をしている情景が放映されたりします。こういう生活が世界的に見て本当にプアなのかという気がします。本当のプアはまだまだ下で、しかしそれでも世界ではたくましく生きている人がほとんどです。日本人だから、大した仕事をしなくても中間層的な生活が出来るべきだという考えはすてさるべきでしょうね。
  
   そして、このプア状態から逃れるためには、大した仕事をするしかないのです。そのためには当然スキルを上げるなど自分を高めるしかないのです。その競争は子供の頃から始まります。日本がいま低迷しているのは、そういう状態にもかかわらず、母親が子供をペット代わりに育てて、アセンブル程度しかできない人間を量産しているからでしょう。子供が可愛ければ、しっかりと自立できる子を育てるのが本当の愛情なのに、今の親は本当の愛情を持たず、自分の慰み者にしているだけのようです。

   アメリカでも南部の方の賃金は中国の海岸部の賃金と変わらなくなってきて、製造業の回帰がみられるようになってきました。日本でも最低賃金を上げろとか正社員採用にしろとか叫ぶ前に、工場を回帰させる条件を整える方が先ではないでしょうか。もちろん、日本の若者の大半が、北欧の小国のようにアセンブル以上の高度な仕事が出来る能力を持ち、高い収入を得られることが理想ですが、そういう時代が来るまでは、もっと産業を大事にする条件を国が整えるべきでしょう。

国歌

   あるホテルのロビーに新聞を読みに行ったら、70歳くらいと思われる婆さん三人が主要紙三紙を片手にぺちゃくちゃやっていました。聞くともなしに利いていると、「大阪の橋下さんてひどいわよね、君が代斉唱のときに規律しなかった先生を処分するなんてね。思想、心情の自由を無視しているわよね。」と一人が言うとみんなうなずき合っていました。

   この問題は大阪府だけではなく、各地で問題が起こり、たびたび裁判が起こされてきました。最終的には最高裁が校長の処分は合憲とされまいたが、かなり微妙な判決だったようです。

   君が代という国歌については私は今の時代に合っていないと思っています。明治13年に国歌と制定されたもので、あの時代は天皇の時代が永遠に続くように歌わせるというのは時代にあっていました。しかし、戦後、主権在民の時代になったのですから、何か別の歌詞にしたら良いと思うのですが、今のところそういう動きはありません。右よりの石原東京都知事なども、新しい国歌を作ったほうがよいといっていますが。

   しかし、君が代が国歌であるということは国の法律で決まったことです。そして、国には国旗と国家が必要です。個人主義の国アメリカでも、色々なエベントの時に必ず国歌を演奏し、参加者全員が規律して斉唱しています。それは個人は自由な存在であるが、しかし、同時にみんなで力を合わせて、国を守り、経済を発展させることが、個人の安全、幸福につながることを知っているからです。ですから個人が幾ら自由であっても、公共のためにどこかで線を引いて、自由を制限しなければなりません。それが法律です。おれは運転がしたいのだからと無免許で運転されたら、社会が迷惑します。

   ですから、個人的に天皇制が永年に続くように祈る唄など嫌いで、自分の考えに反するとしても、国歌として法律で定められているのですから、仕方の無いことと考えるしかありません。また、国民と言うのはある程度まとまらなければならない事も事実です。個人の力では限界があり、コラボレーションが必要なことが多いからです。防衛、治安維持、インフラ、健保、年金、教育など、国民が力を合わせなければ出来ないことが沢山あります。その力を合わせるための象徴として国歌や国旗が制定されているのですから、必要なものではあります。

   もっとも国民の中には力を合わせることに協力しない日とも沢山居ます。税金をまともに納めない人たち、法律を守らない人、まじめな人が納めた税金をなんとか自分に有利に使わそうとばかり考えている人たちなど等。国歌斉唱で起立を拒否している人たちも、そういう中の一人かもしれません。

この問題で常に反抗的態度を取るのは日教組の活動家でしょう。この組合はかなり偏った組合であることは言うまでもありません。戦前の天皇を中心とした体制の教育、戦争推進のための教育をしてきたのも教職員の人たちでした。まあその時は上からの命令で逆らえなかったのでしょうが、彼らが勇気をもって反戦教育をしていれば、あんな悲惨なことにはならなかったかも知れません。そして戦後になると、先鋭な左翼運動の組合となりました。右から左へころっと転向したかのようです。もちろん、当時吹き荒れたソ連の後押しによる左翼運動の一環を担ったのですが。

こういう教師達に教育を受けたのですから、戦後の日本人は戦前とは逆にかなり公共性の欠如した人間が増えてしまいました。組合の目的は日本を社会主義国にして、ソ連陣営に組み込ませることだったでしょう。

そういう経過で存続している日教組の組合員が思想、心情の自由を訴えても、一般国民としては心に響きません。ソ連も崩壊して久しいのに、いまだに、昔の洗脳から抜け出せないのかと思うだけです。まあこういうレジスタンスを示して、処分されたりすると、組合の幹部への道が開けて、輿石さんみたいに偉くなれると思ってやっているのかもしれませんがね。

   

マナー教育

   先日、日本人にはマナー教育が必要だと書きましたが、このことをもう少し書いてみたいと思います。と言うのも海外に住んでみて日本人の子供のマナーの悪さを今さらながら思い出すからです。アメリカで中華料理店などに行くと、家族連れと出くわすことが良くあります。そこで日本人の子供とアメリカ人の子供の振る舞いは対照的です。

   日本人の子供は料理を待っている時や、自分が食べ終わった後、両親がまだ食べている間、間が持たずに椅子から脱出して、レストラン内を走り回ったり、ぎゃあぎゃあ騒ぎまわったり、泣きわめいたりします。これに対してアメリカ人の子供は決してそんなことをしません。公衆の面前では人に迷惑をかけてはいけないとしつけられているからです。

   腹立たしいのは、大概の親は子供のその振る舞いを止めようとしないことです。さすがに泣きわめいたときは、あやしたり、外に連れ出したりはしますが、楽しそうにフロアーを走り回っている時は放任する親が多いですね。おそらく、子供がかわいくてしょうがないし、他の客も同じく可愛いと思っているに違いないという、親ばかなのだと思います。

   日本人と言いましたが、実は日本人だけではなく、これはオリエンタル全般に言えることです。中国系も韓国系も似たようなものです。一つ言えることはオリエンタルは親子関係が白人系よりも濃密なのでしょう。自分の分身という意識があります。ですから子供にどうしても甘くなります。一方、白人は子供と言えども一個の独立した人格ですから、レストランなどできちっと振る舞えない子供は連れては行きません。子供もそれをしっているから、きちっと振る舞います。

   要するに日本人の親はなめられているという事です。大家族主義であろうが個人主義であろうが、人間には当然社会で守らなければならないルールがあります。そうでなければ社会が成立しません。守らなければ社会不安を巻き起こすような重要な事は法律で禁止されて、違反すれば警察が出動して、司法により罰せられます。しかし、法律で禁止されている事だけ守っていれば良いというわけではありません。人間同士が共存するためには、それ以外にいろいろ守らなければならないことがたくさんあります。

   それをきちっと守れて初めて、子供も社会にデビューできるのです。所が日本人の親はその最低限守らなければならないマナーを幼児期に教えていません。かわいすぎて、きちっとするまで罰を与えるなどの教育をようしないのです。あまりきつくすると子供に嫌われてしまうのではないかと恐れているかのようです。犬でさえ幼児期に排泄など最低限の教育をするのにです。

   私は教育の専門家ではありませんので、わからない面もありますが、やはりこういう基本的なしつけは幼児期に行うべきなのだと思います。人前で騒がない、運動や緊急の時以外はむやみに走らない、年長者のいう事はよく聞くことや、食べる時のマナー、電車、バスのなかでの振る舞いなど、きちっとしつけて、それが出来なければ幼児期はおしりをぶつ(スパンㇰ)とか、おやつを与えないとか、連れて行かないとかの罰をあたえるのです。

   ただし、アメリカ人は大人になってもマナーがしっかりしている人が多いですが、必ずしもそれが、いい人だということではありません。単に社会生活でのルールを守っているにすぎません。外では女性に対してレディファーストをまもり、ドアを開ける男が家に帰ると奥さんを殴るなど珍しい事ではありません。それでも奥さんとの問題は家庭の個人的な問題ですし、一般の無関係者にとっては、マナーを守っている人が好ましいわけです。逆に言えば人前でマナーを守らない人は相手にされません。

   日本の若者の学力低下がはなはだしいと言われていますが、根本原因にこのマナーの低下が影響していることも考えられます。教師のいう事をじっと聞けないし、友達と騒ぎたいという衝動を抑えられないからです。かわいい赤ちゃんが欲しいという動機で子供を持ったとしても、持った以上は社会人として育てる責任を持って欲しいものです。そしてその事、親が死ぬまで付き合っていくとしたら、親子と言えども、きちっとマナーを守る人間に育てておかないと将来自分が苦労するだけなのですよ。

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